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宮眞は、明治時代、着物の小物用生地を織ることから始めたが、第二次世界大戦中に廃業した。戦後事業を再開すると、1978年にはポリチリを開発、婦人服用生地として販促した。ピーク時には、一か月に150,000mを販売した。現在はオリジナリティーがあり、ほかにない生地の開発に主眼を置きながら、服地と和装小物の生地を織っている。
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宮眞は、京都丹後地方の洗練された絹の伝統の中で、長らく技術を磨いてきた。日本式クレープである「ちりめん」の織手である宮眞は、強撚糸のスペシャリストである。モダンでアンビシャスな宮眞は、絹にとどまらず、合成繊維、さらに複合素材など、常に新しい素材を探し求めており、オリジナリティーがあり、他にない生地を開発している。
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近年、宮眞はふくれのあるジャガードに力を入れ、強撚糸にさらなる付加価値を与えている。
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―シャトル:無地、ドビー台
―レピア:無地、ドビー、ジャガード
―撚糸機:ダブルツイスター
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京都市内オフィスは、プリントのパターンを起こして、染色工場や後加工工場とのコミュニケーションを担当している。さまざまなプリントの手法が可能である:ハンドスクリーン、オートスクリーン、ロータリー、手描き染、型染がある。後加工も様々で、起毛、コーティングなどが可能。